相場(投資、トレード)で継続的に勝ち続け、稼ぎ続けるには、投資、トレードにおける有効な判断の「基準」や「ルール」を確立する事が必要不可欠だと思います。
実際、相場(投資、トレード)の世界で勝ち続けている人、稼ぎ続けている人は、それぞれの基準やルールのようなものを自分の中で確立していると考えて、まず間違いありません。
逆に、そういったものを確立できていない人が「負けている」わけです。
現に私自身もトレードで実際に稼げるようになったのは、そのような「有効なトレードルール」を自分なりに確立できたからであり、その精度を上げるための検証、研究は、今も継続的に続けています。 |
よって、相場(投資、トレード)の世界における1つの結論として、相場で勝ち続け、稼ぎ続けるには「有効な判断基準やルールの確立が必須」である事から、
『そのような有効なルールを確立できるかどうかが「勝敗」を分けていく』
と言っても過言ではありません。
ただ、私自身の経験則として、そこに「必勝法」のようなものや「勝つためのルール」のようなものを確立しようとすると、それはなかなか上手くいかない傾向にあります。
少なくとも、私が実際に「有効なトレードルール」を確立できたのは、そのような「必勝法」や「勝つためのルール」を追求しなかった事が非常に大きく、むしろ私はそれとは別なものを徹底的に追及していきました。
それは「負けないためのルール」です。
一見、この「負けないためのルール」と「勝つためのルール」は同じもののように思えるかもしれませんが、これらは根本的な「考え方」から、それを確立する「視点」などが全く異なります。
よって、ここでは相場(投資、トレード)における、
「勝つためのルールと負けないためのルールの違い」
を言及していくと共に、私自身が後者を追求する事で私が相場(トレード)で稼ぐ事が出来るようになった理由なども併せて考察していきたいと思います。
勝つためのルールと、負けないためのルールの違い。
投資、トレードにおける『勝ち』は「利益を上げ続けていく事」であり、対する『負け』は「損失を生み出し続けてしまう事」もしくは「資金の大半を失い、再起不能になってしまう事」に当たると思います。
勝ち:利益を上げ続けていく事が出来ている状況 負け:損失を生み出し続けている状況、資金の大半を失ってしまった状況 |
つまり『勝つためのルールの追求』は「利益を上げ続けていくためのルールを追求する事」であり、対する『負けないためのルールの追求』は「損失を避けるためのルールと損失を最小限に留めるためのルールを追求する事」にあたると思います。
よって、前者の『勝つためのルール』は、一時的な利益(勝ち)を拾えるようなものではなく、長期的、継続的に勝ち続ける(稼ぎ続ける)事ができるルールを確立する必要があるため、そのハードルは極めて高いものと言わざるを得ません。
対して、後者の『負けないためのルール』は、最終的に損益が「プラス」になりさえすれば、それは「負け」にはならないため、
・損益をプラスに出来ないまま損失ばかりを生み出し続けてしまう状況
・投資、トレードを再開できないレベルの致命的な損失を生み出してしまう状況
このような状況を「避けられるルール」さえ確立する事ができれば、それは他でもない『負けないルール』となります。
そして、相場(投資、トレード)の世界は、そのような『負けないルール』を確立する事が出来れば、そのルールを徹底していく事で『損益をプラスにしていく事(=稼ぎ続けること)』ができてしまうんです。
そもそも「上がるか」「下がるか」の相場の世界で、
・致命的な損失を生み出す状況
・損益がマイナスになる状況
これらを徹底して「避ける事」が出来ているなら、それは結果として損益がプラスになっている(損益をプラスにできている)事になるからです。
▼ その決定的な違いは前提となる「目的」とそれを捉える「視点」つまり、その「結果」のみに着目するなら、ここで言及した「負けないルール」は、実質的に「利益を上げ続けていくためのルール」における『1つの形』に他なりません。 |
徹底して「負けない事」が「勝つ」ための最短ルート。
一般的な「投資」の場合は、今後、価値が上昇して「値上がり」が期待できそうな投資対象を見つけて資金を投じていく流れとなりますが、株の信用取引やFX(証拠金取引)などであれば「値下がり」しそうなものを対象に「空売り」を仕掛ける事も出来ます。
その「値上がり」や「値下がり」を予測し、その予測に沿った投資やトレードを行っていった上で、その予測に沿った値動きがあって初めて「利益」を手にする事が出来るわけです。
故に、多くの人は、その「値上がり」や「値下がり」のタイミングを計る事や、その流れに乗る事ができるような『勝つためのルール』を追求していく傾向にあります。
いかに相場の動きと自分の予測を一致させ、そして、いかに利益を大きくしていく事ができるかを追求していく傾向にあるという事です。
そして、それを実現できるルールを確立する事が『勝つためのルールの追求』に他ならないため、これは言わば『利益の追求』に他なりません。
ただ、これに対して『負けないためのルール』は、既に言及した通り、
・損益をプラスに出来ないまま損失ばかりを生み出し続けてしまう事
・投資、トレードを再開できないレベルの致命的な損失を生み出してしまう事
このような状況を徹底して避けられれば、それが他でもない『負けないルール』となります。
そして、その『負けないルール』を徹底して投資やトレードを行っていけば、結果的に「利益(勝つためのルール)」を追求せずとも、実質的な「勝ち(利益)」は転がってくるんです。
少なくとも『勝つためのルール』として「相場の動きと自分の予測を一致させられる基準(ルール)」や「そこから利益を大きくしていく基準(ルール)」を追求するよりも、
・適度な損失を許容しつつ損益をプラスに出来る基準(ルール) ・致命的な損失を徹底して回避できる基準(ルール) |
上記のような『負けないためのルール』を追求していく方が遥かに「現実的」なはずです。
現に私自身も、このような「視点」で『負けないルール』を追求していったからこそ、現状のような「利益を上げられる状況(ルール)」を確立するに至っています。
まさに、勝つためのルールや利益を追求するような視点を持たず、ただ徹底して「負けないルール」を追求した結果として、稼げる(勝てる)ようになっているという事です。
もちろん『利益を上げ続けていくためのルール(=勝つためのルール)』を追求していく視点は、誰もが当然のように持つものだと思いますし、それが「悪い」というわけではありません。
ただ、そのルールの「1つの形」として、
・損益をプラスに出来ないまま損失ばかりを生み出し続けてしまう状況
・投資、トレードを再開できないレベルの致命的な損失を生み出してしまう状況
これらを徹底して避けられる『負けないためのルール』の追求に「視点」を向けられれば、私の経験上、有効なトレードルールの確立はかなり現実的なものになります。
そのような「発想の転換」こそが、いち早く、相場(投資、トレード)の世界で「結果」を出せる状況に結びついていくという事です。
▼ 歴代の投資家、、トレーダー達が口々に語る「負けない事」の重要性。ここで言及したような『勝つためのルール』にあたる、 ・相場の動きと自分の予測を一致させられる基準(ルール) これらを実際に追求し、それを形にしていく事が「不可能」というつもりはありませんので、実際にそういうルールを確立して勝ち続けている(稼ぎ続けている)人もいると思います。 ・損益をプラスに出来ないまま損失ばかりを生み出し続けてしまう事 このような状況であるため、仮に「何百連勝」とできるようなルールや、数カ月、数年と「負けなしのルール」を確立する事が出来ても『投資、トレードを再開できないレベルの致命的な損失を生み出してしまう状況』に一度でも至ってしまう時点で「負け」となってしまうんです。
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以上、ここでは相場(投資、トレード)における『勝つためのルールと負けないためのルールの違い』から「負けない事の重要性」などを言及させて頂きました。
今回のテーマに関連する講義も他に幾つかございますので、こちらも是非、参考にして頂ければと思います。
>相場(投資、トレード)で損をする人、負ける人が多い理由
>投資、トレードで成功するためにまずやるべき事、学ぶべきこと
>有名な投資家、トレーダーが共通して強調する相場で稼ぐ為の鉄則
本講義の内容が、少しでも今後のあなたの資産運用のお力添えになれば幸いです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。