相場の世界は「稼げるようになるまで」も大変なのですが『稼げるようになってから』も、人によっては苦労というか「苦痛」との闘いが待っている可能性があります。

相場で実際に稼げるようになればなるほど、人によっては大きな「精神的ストレス」に苦しめられてしまうかもしれないという事です。

まさに私などは、その「苦痛(ストレス)」を人の何倍も感じてしまうタイプだったようで、それに耐えながらトレーダーとして身を立てていくのは「不可能」だと思ってしまいました。

そのような経緯から、私は自分自身がバリバリとトレードを行って稼ぐ事、稼ごうとする事はキッパリと諦め、このようなブログなどを介して「別の形」で相場から収益を手にしていく事にしたわけです。

ここでは、そんな「相場で稼げるようになった後」に襲われてしまうかもしれない『苦痛』や『ストレス』といったものについて、私の体験談も交えて言及してみたいと思います。
 

相場で稼げるようになるほど大きくなる精神的ストレスの考察。

私自身が相場で稼げるようになって感じた『苦痛』や『ストレス』にあたるものは、実は日本国内でもトップクラスの実績を誇っている、ある有名なトレーダーさんも雑誌か何かの取材で、それを以下のように言及しています。

(トレードは)正直、精神的にきついです。やめればいいんですが、そうすると儲けるチャンスを自ら放棄して1億円損をした気分になるので、それもきつい。どっちもきついなら、株をやり続けるしかないなぁって感じです。
(投資を)やめようと思ったことは何度もあります。資産が80億円になった今でさえ、いつも「朝のたった10分間で1億円を損するかもしれない」というリスクとプレッシャーで押しつぶされそうになっています。

これは、資金200万円ほどを2000年から2008年までの8年間で200憶円に増やしている事が公式の記録(それ以降は不明)として残っている通称BNF(またはジェイコム男)という国内でも有名なトレーダーさんの発言です。

そんな途方もない実績を残しているトレーダーでも、このように投資、トレードが『精神的にきつい』という事を発言しているわけです。
ただ、これを最初に目にした当時の私は、この人が言っている事がそこまでピンときませんでした。

「言っても元手は200万円だったのだから、80憶円が79憶円、強いては半分の40憶円くらいに減ったって痛くもかゆくもないのではないか。」

これが当時の私が率直に思ったことで、そこに精神的なストレスを感じる意味が全く分からなかったんです。

何より「キツイ」なら、そこでやめてしまえば「勝ち逃げ」になるのですから、

「キツイなら、やめればいいんじゃないか」

とさえ思いました。

というのも、私は本業の方で「コピーライティング」や「マーケティング」のスキルを使って数十億円程度は稼いでいるものの、それを強いて「(精神的に)きつい」と思った事はありませんでした。

そして『やめたければいつでもやめられる』というのが、個人でコピーライターやマーケッターをやっている強みだとも思っていたんです。

ですが、私自身が実際に「相場」の世界に飛び込み、そこで「有効な資産運用の手法」を確立した際に、このBNFさんの言葉を私は身をもって痛感させられる事になりました。

トレードをやっていない時、その時間の経過と共に、常にのしかかってくる

『チャンスを放棄して損をしている』

という感覚が常に脳裏を巡るようになっていったんです。
 

常に「損をしている感覚」に襲われ続ける苦痛。

本当に有効なトレードノウハウを確立してしまえば、相場の世界は「ベルトコンベア」の上を、絶え間なくお金が流れてくるような状況で、それをただひたすら拾っていくような感覚に近いものになります。

ただ、実際にそこで『稼ぐ』には、そのベルトコンベア(相場)を目の前にして、実際にその現金(キャッシュ)を手に取っていかなければなりません。

そのベルトコンベア(相場)の前で待ち構えていれば、その現金(キャッシュ)は幾らでも手に取っていく事ができる反面、そこを離れている間は流れていくお金が「垂れ流し状態」になってしまうんです。

ですが、相場(ベルトコンベア)は待ってはくれませんので、自分が寝ている時も、ご飯を食べている時も、お風呂に入っている時も動き続けています。

その際、少なくとも私の手法で言えば「自分が寝ていた間の相場」を追って確認すれば、

『自分がその間に幾らのお金を取り逃したのか』

も容易に計算できてしまうんです。

そして、自分の運用している資金が大きくなれば大きくなるほど、その時に実質的に「取り逃すお金」もどんどん大きな金額になっていく事になります。

少なくとも私は、そこにストレスというか「喪失感」のようなものを常に覚えるようになっていきました。

まさにBNFさんが言っていた、

『チャンスを自ら放棄して損をした気分になる』

という事の意味を、身を持って痛感させられたわけです。

ただ、この話は以前の私が理解できなかったように、それを実際に体感し続けてみない事にはピンと来ないかもしれません。

また、人によっては、そもそもそのような感覚に陥る事もないのかもしれませんが、少なくとも、私はそこを「割り切れないタイプ」だったという事です。

合理的に考えれば「過ぎ去った相場」からは、もう利益は取れませんし「これからの相場」に向き合えば、それ以上のリターンは、後々で幾らでも手にしていく事ができる以上、そこは『割り切るべき事』なのだと思います。

ですが、睡眠時間を極限まで削る事、相場を見ながら食事を取る事、入浴をチャンスを逃さないタイミングで済ませる事などは全て「やってできない事」ではありません。

実際にそのように考えてしまった私は、気が付くと全ての生活サイクルが『相場に流れるお金を拾うためのもの』になっていました。

寝ても覚めても相場の事ばかりが気になってしまい、そればかりを気にする生活になってしまったんです。

 

相場に「支配」され続ける日常の始まり。

こうして相場の世界に没頭していった私の日常は、まさに「相場」に支配されていました。

睡眠時間を極限まで削り、食事もろくに取らず昼夜、相場に張り付くような生活を送るようになっていたんです。

ちなみに先ほどの「BNFさん」は株式専門のトレーダーであったため、株の売買を行える時間は平日朝9時から11時30分まで(前場)と12時30分から15時まで(後場)という制約がありました。

対して、私の手法は、株、為替の相場でも、仮想通貨の相場でも有効なものであったため、やろうと思えば24時間でも運用(売買)が行えてしまう事から、睡眠時間を削れば、その分だけ稼げてしまう手法だったんです。

もちろん「いつでも取り組める(稼げる)」なら、自分なりにメリハリをつけて取り組んでいくようにすれば済む話なのかもしれません。

ですが、まさに就寝しようとするタイミング、食事を取ろうとするタイミングで「おいしい相場」が訪れ、そこで次々と数万円、数十万円、数百万円というお金が流れてきたら、あなたはそれを「無視」できるでしょうか。

もしも、そこで、

「また明日の相場で稼げばいい」

と割り切れるのなら、そのような人こそが精神面で言えば、この手法(稼ぎ方)に向いている人なのかもしれません。

ですが、私はそのような「割り切り」ができないタイプで、もともと睡眠時間を極限まで削れてしまう事や、1日、2日くらいなら食事を取らなくても平気であったため、そのような「稼げる相場」が続く限り、その間は何時間でも平気で相場に張り付き続けてしまっていたんです。

実際にそんな日々が数日と続き、その間は、常に部屋にこもりきってパソコン画面に向かい、ひたすらトレードを行い続けていました。

まともな睡眠、食事はろくに取らず、キャンセルできる範囲の私用は全てキャンセルし、ただひたすら相場に貼り付き、トレードに没頭し続けるような毎日を数日、送り続けていたわけです。

ですが、実際にそんな日々が数日続いた頃、私はふと『このような稼ぎ方は自分には向いていない(合っていない)』という事に気が付きました。

ある意味で言えば「自分に合っていた」と言えるところもあるかもしれませんが、

『少なくとも私が求める生活や人生は、こんな生活、日常を送っていく人生ではない。』

と思ったんです。
 

「お金を稼ぐ事」が『全て』ではない。

それこそ以前の私は「仕事(コピーを書く事)」に支配されていた自覚があり、その頃の私であれば喜んで相場に支配される生活に身を投じて、それこそBNFさんのようなトップトレーダーを目指したかもしれません。

ですが、今は「ただお金をひたすら増やす事」よりも、日常の生活の中で大切にしたいものがあるため、やはり「それだけに支配される生活」に身を投じようとは思えなくなっていたんです。

例えば、ひたすらトレードに没頭していた数日間は、普段は家族と一緒に食卓を囲んでいる食事の時間も相場の状況次第では、私だけが一人で部屋にこもって食事を取るような有様でした。

子供達が通う幼稚園の授業参観のようなものがある日も、普段であれば、私はそういうものに妻と率先して参加するのですが、その日も幼稚園に向かう時間の直前に「おいしい相場(稼げる相場)」が訪れ、その日はそれを振り切って授業参加に向かったものの、強く相場に後ろ髪を引かれている自分がいました。

また、子供たちを連れてディズニーランドなどに遊びに行っても、やはり常に相場の事が気になり、今、幾らのチャンス(利益)を逃しているのかを数分ごとに計算していたりと、まさに私は「相場」に支配され、そればかりを考えるようになってしまったんです。

結果として、時給、日給換算で言うところの「収入」は飛躍的に上がりましたが、そんな日常が楽しいはずもありません。

「今、相場がどうなっているか」
「今、自分は幾らの利益を逃しているのか」


何をやっていても、そういった事ばかりが頭の中を駆け巡るようになってしまい、日常はおろか自分自身さえも「相場」というものに、完全に支配されてしまったわけです。

そこも、私のような感覚を「理解できない人」からしてみれば、

「自分なりにメリハリをつけて仕事(運用)をすれば。」
「相場と離れている時は相場の事を考えなければ。」

このような、ちょっとした頭の切り替えで解決できる事に思われるかもしれません。

ですが、それをいざ「やる」となったら、トコトンやってしまう性分の私には、それが出来なかったんです。(そもそも自分が「そういう人間」でなければ、このような有効なノウハウを確立する事も出来なかったと思います。)

ただ、そこは逆に「やらない」と決めれば、スッパリと考えを切り替えられるタイプでもあったため、私は自分自身でこの手法を実践し、資金を自ら運用していく事をきっぱりと諦めました。

そして『第3者にこの手法で自分の資金を運用してもらう』といった方向性も含めて、このようなブログなどを介して「別の形」で相場から収益を手にしていく事にしたわけです。

ただ、ここでお伝えしている「私の感覚」は、そこまで世間で働いている方々とズレたものではないように思います。

例えば「仕事の都合」で子どもの授業参観や運動会への参加を見送ったり、家族旅行の予定などをキャンセルするような親はたくさんいるはずです。

もちろん、会社勤めをしている人にとっての「仕事」には「責任」も伴いますので、お金よりも「責任」を重視して、仕事を選んでいるケースもあるかもしれません。

ですが、その責任を重んじるのも結局は

「仕事=お金(長期的にそこに勤めるため、という目的も含めて)」

であり、いつクビになってもいいようなお金が手元にあれば、仕事(責任)に対しても、そこまで執着はしないはずです。

その上で、私が確立した資産運用の手法によって実際に「稼げる金額」は、その運用資金に応じて、どんどん大きなものになるため「1日の家族旅行」で実質的に取り逃す金額が資金によっては数百万単位にもなってきます。

仮に一晩、友人と飲み歩いて数時間、相場から離れてしまうだけで、数十万円ものチャンス(利益)を逃す事もあるんです。

そんな「究極的な時間労働」とも言える、このようなお金の稼ぎ方では、常に『自分が取る行動』と『その行動を取る事で取り逃す利益』を頭のどこかで天稟にかけてしまうようになってしまいます。

少なくとも私の頭の中では常に『一日の家族サービス、一晩の友人、知人との付き合いと「数十万円、数百万円のお金」のどっちを取るか』という考えがグルグルと回り続けていました。

ただ、そのような思考に支配されるようになってしまった事に気が付いた時、私はふと、そんな自分が嫌でたまらなくなったんです。

そこで、綺麗サッパリと、

「自らが資産を運用して自分のお金を増やしていく事を辞める」

ということを決断したわけです。

トレード、投資における「向き」「不向き」

要するに「相場」の世界には、そこで実際に稼ぐ上での向き、不向きとは別に『また別次元の向き、不向きのようなものがある』という事です。

ただ、相場で実際に「稼ぐ」という結果だけを見るなら、少なくとも私が提唱しているトレードノウハウの「再現率」は今のところ100%(ノウハウを教えた人の全員が稼げるようになっている)という状況にあります。

そういった点で「相場」の世界は『確立された有効なノウハウによって稼ぐ』という点では、さほど向き不向きは無いかもしれません。

強いてそこに向き、不向きがあるとすれば、そのようなノウハウ(トレードルール)を確立するまでのプロセスを根気強く、且つ慎重に踏んでいけるかどうかだと思います。

言い方を変えれば、そういったノウハウ(トレードルール)を身に付ける事さえ出きれば、ひとまず「稼ぐ事」は誰でも出来てしまうという事です。

ただ、その時に、

「稼げる云々とは別に自分にこのようなお金の稼ぎ方は合わない。」

と思うような人もいるかもしれませんし、そう思いながらも私のような「別の稼ぎ口」が無ければ、続けていく人もいると思います。

それこそ、私は「稼ぐ手法を確立するための検証や研究」には向いているタイプだったのかもしれませんが、これで「稼ぎ続けていく」という点では、トコトン向いていないタイプだったみたいです。

ただ、私がそうであったように、この「向き、不向き」は『有効なトレードノウハウで幾らでも稼げてしまう状況』に身を置いてみない事には、おそらく分かりません。

その時、仮に私が陥ったような感覚に苦痛を感じるような人は、私のように「別の形」で相場から収益を抜き取っていく方向を模索するのもアリだと思います。

むしろ私はそういった活動の方がもともとの本業ですから、そういう時は是非、ご相談ください(笑)

実際に私が現時点で実現している「収入源」としては、

・友人、知人に自身のノウハウを教えて私の資金を運用してもらう形で手にしている運用収益
 ※第3者への資産運用の委託
・このような情報メディアを運営する事で手にしている証券会社の取引口座などの紹介報酬
 ※取引口座のアフィリエイトなど
・自らのトレードノウハウを教える形で頂いている講習料
 ※トレードノウハウのマンツーマンコンサルティング

主にはこんなところですが、私が自身のトレードノウハウを教えた「教え子」にあたる方や、私自身の運用パフォーマンスの一部をまとめているページもありますので、興味があればご覧になってみてください。

>独自のトレードルールによる「運用時間」に対しての「運用収益」の詳細など

>私の「教え子」にあたる方々の運用パフォーマンスの一覧など

>片手間の資産運用で「月間収益100万円」を達成するまでの運用収益の詳細など

>私が自分自身のトレードノウハウを第3者に教える理由

以上、投資、トレードで稼げるようになった後に襲われてしまうかもしれない『苦痛』や『ストレス』といったものについて、私の体験談も交えて言及させて頂きました。

他のブログ講座と併せて是非、参考にしてください。

>テクニカル分析と統計心理学:ブログ講座一覧はこちらから