株式市場では有名な「ジェイコム株大量誤発注事件」では、ものの10分ほどの売買で20億円以上を稼いだ事で知られる「ジェイコム男」ことBNF氏。

約150万円ほどの元手(資金)を5~6年ほどで100億円以上に増やし、ソフトバンクの孫正義社長の資産運用を頼まれた際には「他人の資金を運用するつもりはない」と丁重に断った事でも知られています。

そんなBNF氏(B・N・F)の呼称は、もともと「2ちゃんねる」に投資、トレードについての考え方や、自身の取引手法などを投稿していた経緯があり、その時に用いられていたハンドルネームから来ています。

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そんなBNF氏の運用スタイル(トレードスタイル)は、

・株式の現物による売買(信用取引などは基本的に行わない)
・数日サイクルで売買を行うスイングトレード(短期売買が基本)
・順張りも行うが逆張りを好む(「株は逆張りが有利」と言及)

このようなもので、まさに「株の短期売買で財を成したトレーダー」として一時は、メディアにも頻繁に取り上げられていました。

そんなBNF氏が「150万円ほどの元手を1億円まで増やした取引手法」については、ほぼ間違いなく本人による投稿と言われている書き込みを、今現在も2ちゃんねるの過去ログなどで見る事が出来ます。

この記事では、その書き込みから読み取れる「BNF氏が150万円ほどの元手を1億円まで増やした取引手法」を考察してみたいと思います。

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BNF氏が自らの取引手法の一端を2ちゃんねるに投稿していたのは2003年の4月頃のため、この記事を書いているは2021年ですから、情報としては「15年以上も前のもの」という事になります。

ですが、BNF氏による投稿内容は不変性のある「テクニカル分析」に基づくものになっているため、そこから得られるものは今現在も変わらず有効であり、また、株式市場に限るものでもありません。

まさに私がこのブログを介して追及している『普遍性と不変性が伴うテクニカル分析の一端とも言える内容になっている』という事です。
 

ジェイコム男こと、株トレーダーBNF氏の「逆張り」トレードの考察

BNF氏が株式投資(株のトレード)を始めたのは2000年頃で、2004年には元手の150万円を10億円以上にまで増やしていたとされています。

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(引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/B%E3%83%BBN%E3%83%BBF)

その上で、2004年の4月頃にBNF氏本人が投稿したとされる投稿内容を引用しつつ、その内容について考察を交えていきたいと思います。

名前:B・N・F ◆mKx8G6UMYQ [] 投稿日:04/03/06(土) 02:49 ID:kyul+4/n
私が180万から1億にする過程ではすごい下げ相場でしたが
現物のみの短期の逆張りで簡単に儲かりました。というのは私は逆張りが好きで
株は逆張りが有利だと思っているからです。

先立つ資産推移の表を見る限り、BNF氏がトレードを初めて資金を1億円までにしている期間に該当するのは2000年10月から2002年末あたりまでです。

この間は「下げ相場(株式市場全般が下降トレンド)」にあったと言及していますが、BNF氏は株の「現物売買」を行っていたため、実際のトレードで行っていた売買は「現物買い」からの「売却」のみです。

要するに『下降トレンドにある株式相場で株を買っていた』という事になるわけですが、当然、このような相場では「順張り」よりも「逆張り」が有利になります。

相場の原則的理論である「ダウ理論」でも言及されている通り、相場は常に「上下」を繰り返していくものであり、これは20年前の相場も10年前の相場も、そして、今現在の相場も変わっていません。

よって、下降トレンドの中でも相場が上昇する局面が必ずあるため、そのような場面を狙っていくトレード手法が『逆張り』にあたるわけです。

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下降トレンドの中でも相場が上昇する局面があり、また、上昇トレンドの中でも相場が下降する局面があるという「ダウ理論の原則」については、以下の記事で詳しく言及しています。

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ダウ理論のトレンド分析に沿った勝てるトレード手法の考察。


 

なぜ、短期のトレードは「逆張りが有利」なのか。

その上で、BNF氏は自分自身が下げ相場(下降トレンド)の中で培った経験則に基づく「逆張りが有利」という見地に対する理由を以下のように述べています。

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その理由は例えば短期筋が順張りする場合(この話の短期は一泊二日長くて二泊三日の短期です)
その株が動意づく前に買ってた人を1とすると、その株を常に監視して
上がり出す雰囲気を感じてまだ大して上がってない時に、勇気出して買う人を2として
その後、完全に上がり出したのを確認してその株が次の日も、上がると思って買う人を3
その日の高値で買う人を4とすると、大体そういう動意づいた株のその日の出来高の推移を見ると
3~4の間での出来高が多い気がします。

以下、このBNF氏の論理における「1」「2」「3」「4」の各段階で「買い」を入れる人達の動向を「ビットコインの現物買い」にそのまま置き換えてみます。

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BNF氏は、まず、相場を見て「買い」を入れるトレーダー達の動向を、上記のような「4つの相場局面」に分けて解説しています。

その上でで実際に最も多くの「買い」が入っているのは、出来高の傾向から「3」から「4」の段階であると主張しているわけです。

そして、書き込みは以下のように続きます。

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そして次の日買い気配で始まれば
その寄りで買う人を5、寄った後に更にそれより高値で買う人を6とすると
短期のつもりで3~4の間で買った人は良くて6の人に売って利益を出すって感じですが
これでは1で買った人の膨大な利益には到底及びません。しかし、1の段階で買ってる人は
長期の人でしょうから、資金効率的なリスクを負っているので短期のつもりで3~4
の間で買う人の投資方法も、1の人と比べて悪いわけではないでしょう。

日付が変わった時点の「買い気配」を見て買う人達を「5」そこから更に高値を付けていく相場を見て買う人達を「6」。

その時点で、前日に「買い」を入れた「3」および「4」の人達は「6」の人達に売って利益を確定させるという相場の流れがBNF氏の考察です。

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ただ、このとき「1」の人達は「3~4」の人達に比べて、すでにかなり大きな「利益」または「含み益」を実現できている事になります。

ですが「順張り」を主体とするようなトレーダーが「1」の段階で「買い」を入れる事は難しいため「1」の段階で買っている人達の多くは「それ以前にすでに買っていた人達」と見ています。

よって「1」のように相場が反転しているようなポイントは「買いが強くなったポイント」というよりは「売りが薄くなったポイント」と考えられるわけです。

故に「1」の段階で「すでに買っていた人達」は、実際にはそれ以前からの「含み損」や「資金効率のリスク」を抱えていた事になります。

それらを考慮すれば「3や4の段階で買って6の段階で利益を確定させる順張りの手法も決して悪くは無い」とした上で、書き込みは以下のように続きます。

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一泊二日の短期での順張りでは到底1の段階で、買うことは難しくコツコツ
細かい利益を積み重ねる感じになる気がします。

(中略)

一方、一泊二日の短期の逆張りに目をやると
過去の25日移動平均線から何パーセント乖離したところで株は反発するのか?
相場の雰囲気がいいから乖離が浅めでも反発するんじゃないか?相場の雰囲気が悪いから
今回の乖離は相当きついところまでいくんじゃないか?出来高はどうか?
ボリンジャーバンド的にはどうか?などを考慮して底を見極め買うことができれば
一泊二日の短期なのに短期売買での順張りでは買うことの難しい
動意づく前の水準である1の段階と同等の水準で買うことができるのです。

先立って言及した「1~6」の段階を前提を『順張り』の視点で捉えるなら、大半の人は「3」「4」の段階で仕掛ける事になるため「細かい利益を積み上げるトレードが基本になってしまう」と考えられます。

対して『逆張り』は相場が反転する可能性があるポイントを狙う手法にあたるため相場の「底」で買う事ができれば、相場が動意づく前の「1」の段階で買う事が出来る事になります。

その上で、そのような相場が反発する「底」を見極める基準として、

・25日移動平均線と相場の乖離
・出来高の推移
・ボリンジャーバンドの動向

これらによって「底」となるようなポイントを判断して仕掛けていくのがBNF氏の「逆張りトレードの考え方」と、その「概略」にあたるわけです。
 

相場の「底」を見極めて「逆張り」を仕掛ける。

落ちてるナイフは危険じゃんという意見もあるでしょうが、前の日までのマイナス乖離のきつい株が
当日もそれなりのマイナスである場面で、自分のテクニカルの判断で反発すると
思ってる株を買ってもその日、そこから更に下落するのは余地は少なくなり、上がりそうもなければ
さっさと損切ればいいわけです。私の感覚ではただでも乖離のきつい株がダウやナスの下げなどで
朝から結構売られてれば、そこで買っても損切り早ければそんなにリスクを感じません。
むしろ短期の順張りでの1の水準で買えるかもとわくわくします。
こんな感じで180万から1億までは逆張りで儲けた比率がかなり高いです。

ここで言うBNF氏の『自分のテクニカルの判断』にあたるものは「移動平均線(25日)」「出来高」「ボリンジャーバンド」が挙げられていました。

何にしても、自分なりのテクニカル分析で相場の「底」を見極め「反転」を狙った逆張りを仕掛けるトレードを主体にしていたという事です。

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ただ「損切りが早ければリスクを感じない」と主張している点から、自分が「底」と判断したところが「底」ではなく、安値更新が続くような相場では、早い段階で損切りをしていた事が伺えます。

そのような「早い段階の損切り」を前提としているからこそ、下がり続けている相場で「買い」を入れていく『落ちてくるナイフを掴むようなトレード』をリスクを恐れず出来ていたと考えられます。

現に相場(トレード)における実質的な「リスク」は、ポジションと逆方向に進んでいく相場に対して、含み損をどんどん抱えてしまう事にあるのが実情です。

故に、どんなに勢いよく下降しているような相場でも「すぐに損切りをする前提(含み損を抱えない前提)」であれば、実質的なリスクはそこまで大きくは伴いません。

よって、この書き込みの中で言及されていた「BNF氏が150万円ほどの元手を約2年ほどで1億円まで増やした手法」を総括すると、

・相場の底をテクニカル分析で判断して「逆張り」を仕掛ける
・1日~2日のスイングトレードで高値で順張りを仕掛けるトレーダーに売る
・相場が下がり続けるなら早い段階で損切りする

このような「逆張り」による「損小利大」なトレード手法を主体としていた事が伺えます。

このトレード手法で、どれくらいの勝率、および損切り率になっていたかは不明ですが手法としてはリスクリワード(損益比率)が5倍、10倍を超えてもおかしくはありません。

よって、1~2割ほどの勝率でも、十分にリターンはプラスになるはずですし、それ以上の勝率を「維持」できていたなら、

・株の現物取引による複利運用
・複数の銘柄とするスイングトレード

この条件でも「下げ相場(下降トレンド)」の株式相場を対象に「150万円ほどの元手を約2年ほどで1億円まで増やしていく事も十分に可能だった」と考えられるわけです。
 

BNF氏の逆張りトレードの再現と実現に必要不可欠な要素。

ただ、相場およびトレードの現実として、このように値動きの「底」を狙った逆張りトレードで「損切り」を手早く行っていくようなトレードスタイルは、本来であれば「損切りの確率」が非常に高くなります。

つまり、勝率が著しく低くなってしまうため、とにかく、相場が反転するであろう「底」にあたるポイントを、かなり高い精度で絞り込める「テクニカル分析」の基準が必要不可欠になるわけです。

その点においてBNF氏は、

・25日移動平均線と相場の乖離
・出来高の推移
・ボリンジャーバンドの動向

この3つを書き込みの中で挙げていますが、1つ目の「移動平均線」については、

過去の25日移動平均線から何パーセント乖離したところで株は反発するのか?
相場の雰囲気がいいから乖離が浅めでも反発するんじゃないか?相場の雰囲気が悪いから
今回の乖離は相当きついところまでいくんじゃないか?

このように「相場の雰囲気の良し悪し」から、それに準じた相場と移動平均線の「乖離」(距離感)を見て判断していた事が伺えます。

移動平均線と相場の乖離率をルール化するのではなく、その時の相場の「雰囲気」によって、乖離が浅くても反発すると判断する場合もあれば、乖離の拡大を待つケースもあったという事です。

その「雰囲気」にあたる部分を「出来高」「ボリンジャーバンド」なども交えて判断していたと考えられますが、いずれにしても「臨機応変な判断でトレードを行っていた事」が伺えます。

25日移動平均線にしてもボリンジャーバンドにしても、見ている指標はかなり王道なものですし、何ら特別なものではありません。

ですが、実際にこれらから相場が反発する「底」を臨機応変な部分も含めて、何らかの基準で見極められていた事が、BNF氏が確立している「勝つためのロジックだった」と考えられるわけです。

▼ 移動平均線とボリンジャーバンドで相場の「底」を読み取る事は可能なのか

2ちゃんねるのような掲示板に書き込まれていた内容がBNF氏の判断基準の全てだったかどうかを判断する事はできません。

実際には、移動平均線、出来高、ボリンジャーバンド以外の判断基準もあったのではないか、という可能性もあると思います。

ですが、私自身もテクニカル指標は1つしか使っていませんし、そのような分析基準で以下のツイッターを介して行っている公開トレードで「年間勝率99%以上を実現できている現実」があります。

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テクニカルトレードと統計心理学、管理人Yのトレード公開用ツイッター

2019年:勝ちトレード/ 29件 負けトレード/1件(勝率:96.6%)※7月より開始
2020年:勝ちトレード/102件 負けトレード/1件(勝率:99.02%)
2021年:勝ちトレード/ 72件 負けトレード/0件(勝率:100%)※6月時点

>Twitterによる公開トレードの勝率、パフォーマンス一覧

その上で、移動平均線とボリンジャーバンドはいずれも「移動平均」という同じロジックから成り立っているため、BNF氏も「移動平均という指標のみを突き詰めていた」と言えるかもしれません。

少なくとも私は下手な指標を幾つも組み合わせていくようなテクニカル分析よりも「1つの指標を突き詰めていく方がより有効なテクニカル分析を実現できる」と考えています。

ですから、

・移動平均線
・ボリンジャーバンド

これらの王道的な「平均指標」のみで、相場の「底」を高い精度で読み取っていく方は「決して不可能ではない」という考えです。

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尚、BNF氏の『逆張り』の手法は、私が以下の講義で言及した「テクニカル分析の極致点」の考え方に非常に近いため、こちらの講座も併せて参考にしてください。

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最良なトレードルールを実現する[最強のテクニカル分析]とは

この書き込みから読み取れるトレーダーとして最も「重要」な事。

ただ、BNF氏の書き込みの最後には

こんな感じで180万から1億までは逆張りで儲けた比率がかなり高いです
そこからは去年の上げ相場でアホになって順張りして儲けた感じですね。
ってもそれまで逆張りで儲けてきたのでかなりビビリ捲くりの順張りでしたから
利益率はそれほどよくないです。

とあるため、この「逆張り」の手法は、あくまでも2000年の末頃から2002年までの株式相場全体が下げ相場(下降トレンド)にあった時期に用いていた手法である事が読み取れます。

その上で、2003年以降の株式相場全体の上げ相場(上昇トレンド)では、そのまま相場の流れ(トレンド)に沿って「アホになって順張りで儲けた」とあります。

つまり、BNF氏は相場全体の流れで手法そのものも「逆張りから順張りへスイッチしている」という事です。

この書き込みを行っていた2004年4月頃は、BNF氏の運用資金も3億円ほどで、ここから、彼が10億円、100億円のステージに上がっていく事など、当の本人も考えていなかったのではないかと思います。

ただ、この書き込みから読み取れる非常に重要なポイントはBNF氏が相場全体のトレンドの変化で、自らの手法を「逆張りから順張りに切り替える柔軟性を持ち合わせていたところ」です。

それこそ、一度も大きな負けや挫折を経験せずに、150万円ほどの資金を1億円にまで増やせていれば、そのロジックを「過信」してしまうのが普通なのではないかと思います。

ですが、BNF氏はトレードを始めて1~2年の相場が「下げ相場だった(下降トレンドだった)」という自覚と共に「自分の逆張り手法がそのような相場で有効なものと客観視できていた事」が伺えます。

現実としてトレードを初めて、実際にトレードを経験した1~2年の相場が極端な下げ相場(下降トレンド)だったとしても、

・実際のトレードで上げ相場(上昇トレンド)を全く経験していない
・相場のトレンドが切り替わる「節目」を実際に経験していたわけでもない

このような経験則であれば、最初に経験した1~2年の相場が「全て」と思い込んでもおかしくはありませんし、そこで通用した手法が常に通用すると考えてしまっても、何らおかしくはないと思います。

もちろん、その手法が「どんな相場にも通用するゆな普遍性の高いロジック」だったのであれば、有効な手法でトレードを徹底していく形でも問題はありません。

ですが、BNF氏は上記のような経験則を全く持ち合わせていない中で、高い洞察力と客観的視点で相場のトレンドと自らの手法を捉える事が出来ていたため、

・下げ相場から上げ相場へのトレンドの変化を捉える
・その変化に応じて自らの手法を逆張りから順張りへ切り替える

これらを柔軟に行えていたわけです。

それこそ、一時的に勝てていたトレーダーが相場の変化で勝てなくなる事はよくありますし、そこで「それまで勝てていた手法」に固執してしまい、資金をどんどん減らしてしまうトレーダーはごまんといます。

そんな中、1~2年のトレード歴で「トレンドの変化に応じたトレード手法の切り替えを柔軟に行えていた事」が、まさにBNF氏のトレーダーとしての資質の高さを物語っているように思いました。

だからこそ、BNF氏は、1億円トレーダーに留まる事なくそこから10億、100億といった高いステージへと駆け上がれたのだと思います。

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ちなみに私が実際に「トレード」を始めたのは2017年の11月頃で、その頃から主な「運用」の対象は「ビットコインの相場(ビットコインFX)」でした。

以下、そんなビットコインの相場における2017年11月頃からのレートの推移ですが。

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BTC/JPY 2017-2020

まさに2017年は最初の「ビットコインバブル」にあたる時期で、ビットコインの相場はみるみる上昇していきました。

ただ、2017の年末にはその時点の過去最高値を付けて、そこから2018年のビットコインは完全な「下降トレンド」に入っています。

そして2019年は上昇、下降と繰り返す、いわゆる「レンジ相場」となり、2020年の11月頃から再び高騰し、2021年の4月までは完全な上昇トレンドでした。

そうして今現在、ビットコイン相場は再び下降トレンドに入っているように見えるような状況にあります。

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BTC/JPY 2021.01-2021.06

このようにビットコインの相場は値動きが激しく、そしてトレンドの移り変わりも早いため、ほんの数年で為替相場や日経平均の相場などでは考えられない「相場の乱高下」を経験する事ができています。

このように上昇トレンド、レンジ、下降トレンドが短期間で移り変わっていく相場だからこそ、その全てに対応できるロジックやスキルは「どんな相場にも対応できる(通用する)」と考えられます。

まさに限りなく「絶対性」の高い「究極的なテクニカル分析」を追及していくのであれば、ビットコインの相場以上に「絶好の相場」はありません。

結局のところ「トレード」は相場が動かなければ稼げませんし、大きく動く相場ほどリターンも大きくなりますから、

・長期的、半永久的に有効なテクニカル分析をいち早く突き詰める事
・短期的、長期的により大きなリターンを追及していく事

この2つの観点で言えば、私はやはり「ビットコインの相場を攻略できるロジックを追及していく事がベスト」と判断しているわけです。

値動きの変動、乱高下が激しい相場ほどリターンと共に「リスク」も大きくなるのではないか、という考え方は、トレードにおける「リスク」の本質を理解できていないと思います。

実際のトレードにおいて値動きの大きさは「リターンの大きさ」には直結しますが「リスク」とは必ずしも直結するものではないため、この事については、以下の講義を併せて参考にしてください。

>値動きの大きさ、相場のボラリティに伴う「リスク」と「リターン」の関係について

 
以上、本講義では、ジェイコム男こと「BNF氏」が2ちゃんねるに書き込んだとされる『150万円ほどの元手を1億円まで増やしたトレード手法』を考察させて頂きました。

今回のテーマに関連する講義が幾つかございますので、こちらも是非、参考にして頂ければと思います。
 

「順張り」と「逆張り」はどちらが稼ぎやすいのか

「順張り」と「逆張り」のテクニカル分析について

「順張り」と「逆張り」のトレードタイミングについて

テクニカル分析に「平均値」を用いた指標が重要視される理由

 
本講義の内容が、少しでも今後のあなたの資産運用のお力添えになれば幸いです。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。