テクニカル分析は相場の値動きをチャートの推移から予測していく方法の1つですが、有効性の高いテクニカル分析を追及していった際に行き着くところ。

それは、限りなく確率が高く、また、確実性の高い「絶対的な値動き」の追及であり、そのような値動きを予測できるような『聖杯(テクニカル分析による必勝法)に近いものの追及』になると思います。

もちろん、多くのトレーダーがトレード(FX)を行う目的は『稼ぐ事』であって『必勝法を見つける事』ではないはずです。

ですが、目的が『稼ぐ事』である以上は、より確実に、より大きなリターンを得られる売買の基準を導き出せるに越した事はありません。

そこで今回の講義では、そんな『聖杯』と言えるレベルの「ほぼ確実的な値動きの傾向を捉える事ができるテクニカル分析」を現実的に追及していく視点や方法について解説していきたいと思います。
 

ほぼ聖杯に近いテクニカルトレードを実現するための「現実的」な方法。

私がここでお伝えする内容や理論が「理想論」や「机上の論理」では、説得力にも欠けると思います。

ですが、ここでお伝えしていく内容は全て、私が以下のSNS(ツイッター)を介して実証している「勝率や実績を踏まえた経験則に基づくもの」に他なりません。

↓↓↓

テクニカルトレードと統計心理学、管理人Yのトレード公開用ツイッター

2019年:勝ちトレード/ 29件 負けトレード/1件(勝率:96.6%)※7月より開始
2020年:勝ちトレード/102件 負けトレード/1件(勝率:99.02%)
2021年:勝ちトレード/ 48件 負けトレード/0件(勝率:100%)※3月時点

>Twitterによる公開トレードの勝率、パフォーマンス一覧

よって、これは私がどのようなテクニカル分析で99%以上のトレード勝率を実現しているのか、という話でもあるのですが、このような9割(99%)という勝率をテクニカル分析で実現していくには、

・値動きの方向(相場がどちらに動くのか)を予測できる分析基準
・値動きの範囲(相場がどのくらいの範囲で動くのか)を予測できる分析基準

このような2つの分析基準を限りなく高い精度で確立していく必要があり、私のトレード勝率の実現要因は、まさにこのような2つの分析基準によるものとなっています。

少なくとも私は相場の「方向(上げ下げ)」を分析(予測)すると共に、その「範囲」も併せて分析(予測)できる基準を確立しているという事です。

それこそ、テクニカル分析に手を付けながらも勝てていないトレーダーなどは、大抵の場合、漠然と相場の上げ下げのタイミングやポイントのみを分析(予測)しようとしている傾向にあります。

ここから相場が上がるだろう、下がるだろうというポイントを判断できるような「エントリールール」にあたるものばかりを懸命に追及している傾向にあるわけです。

もちろん、私もそのような判断基準を追及し、確立している経緯がありますので、優位性の高いエントリー基準の追及も確かに重要です。

ですが、実際にトレードを行っていく場合の「勝ち負け」や「損益」は、結局のところ『その後の利食いまたは損切りの実行時点』で決まっていきます。

つまり、現実のトレードにおけるで「トータル的な勝ち負け(損益)」は、

・「損切り」を実行したトレード(負けトレード)
・「利食い」を実行したトレード(勝ちトレード)

これらの「幅」の『差し引き合計』で決まっていく事になるため、それぞれの頻度や確率(勝率)よりも「損失の幅」や「利幅」の大きさが決め手となるわけです。

よって、トレーダーとしての「理想」を言えば、

・大きな利幅を実現できるようなトレードの頻度を高められる事
・損失が伴うトレードを徹底して避けられる事
・仮に損失が伴ってもそれを最小限に留められる事

これらを実現できるに越した事はなく、その実現には『エントリー後、相場がどのくらいの範囲で動く可能性が高いのか』を判断できなければなりません。

つまり、ポジションを建てた後の「値動きの範囲」を分析できてこそ『聖杯(常勝)』に近いようなトレードの実現が可能になるという事です。
 

値動きの「方向」と「範囲」の分析が『聖杯(常勝)』の鍵。

相場がどこまで進行する可能性が高いのかが分かれば、そこを「利食い」のポイントと定めてポジションを保持していく事が可能になります。

言い方を変えると、その基準は『相場がどこまで進行すると戻ってくる可能性が高くなるのか』の判断基準でもあり、この判断を的確に行えなければ、大きなリターンを取り逃してしまう事にもなりかねません。

また「相場がどこまで逆に動いてしまう可能性があるのか」という分析基準は『逆方向に動いた相場がどこで戻ってくる可能性が高いのか』の判断基準でもあるため、これが「損切り」の判断を大きく左右します。

そもそも「損切り」は、仮に相場がポジションと逆方向に動いてしまっても、相場がもとのレートに戻ってくるのであれば、損切りを行う必要はありません。

逆に戻ってこないなら、1秒でも早く損切りをする必要があるため、その判断さえ「的確」であれば、

・損失が伴うトレードを徹底して避けられる
・仮に損失が伴ってもそれを最小限に留められる

という事になります。

つまり、実質的なトレードの「勝ち負け」と「損益」を左右していく『利食い』と『損切り』の的確な判断には、エントリー後における相場の「変動範囲」の分析(予測)が必要不可欠なわけです。

よって、トレードで実際に「勝つ」ためにテクニカル分析を追及していくのであれば、ただ漠然と相場の方向(上か下か)を予測するのではなく、その「変動範囲」の分析にも力を入れなければなりません。

むしろ、その「変動範囲の分析」を的確に行う事が出来れば、相場の方向(上か下か)を予測するエントリー判断の基準がそこまで的確ではなくても、実際のトレードでは十分に「勝てる」のが現実です。

そういった視点で言えば「テクニカル分析」は、多くのトレーダーが追及しているような、相場が上がる、下がるといったポイントの分析基準よりも、

・相場がどこまで進行して戻ってくる可能性が高いのか
・逆方向に動いた相場がどこで戻ってくる可能性が高いのか
・どこを超えると戻ってこなくなる可能性が高いのか

このような「変動範囲」を捉えた分析基準を追及していく事の方が遥かに「有意義」と言えます。

そのような分析基準に沿って、実際に相場がその「範囲」の中で変動していく「確率」が、実際のトレードにおける「勝率」や「リターン」にそのまま結び付いていくものだからです。

また、現実的に考えても、相場が上がり始める瞬間、下がり始める瞬間をピンポイントで予測できるような分析基準を確立する事は、限りなく不可能に近い事だと思います。

そのようなものに比べれば「相場の変動範囲を予測する」という視点で、その範囲を分析し、予測できる有効な基準を確立していく方が遥かに「現実的」という事です。

▼ 私が確立している分析基準の精度と確率について

ちなみに私が現時点で導き出す事ができている「テクニカル分析」の基準は、

・90%の確率で相場の進行方向を予測できる分析基準
・99%の確率で相場の変動範囲を予測できる分析基準

この2つであり、私はこの2つの基準に沿ったトレードを行う事で、以下のツイッターを介して行っている公開トレードで『99%以上の勝率を』実現しています。

↓↓↓

テクニカルトレードと統計心理学、管理人Yのトレード公開用ツイッター

2019年:勝ちトレード/ 29件 負けトレード/1件(勝率:96.6%)※7月より開始
2020年:勝ちトレード/102件 負けトレード/1件(勝率:99.02%)
2021年:勝ちトレード/ 48件 負けトレード/0件(勝率:100%)※3月時点

>Twitterによる公開トレードの勝率、パフォーマンス一覧

実際に私が確立している「基準」に沿って、私がツイッターに公開している投稿内容に対する「値動き」を照らし合わせていくと、

・90%の確率で相場は最終的に予測した方向へ動いている
・99%の確率で相場は予測した範囲内で動いている

統計的な数字(確率)で言えば、このようになる(なっている)という事です。

以上、本講義では『ほぼ聖杯に近いテクニカルトレードを実現するための現実的な方法(基準)』について解説させて頂きました。

今回のテーマに関連する講義も他に幾つかございますので、併せて参考にして頂ければと思います。


聖杯の講義1:相場の世界に「聖杯(必勝法)」は存在するのか。

聖杯の講義2:相場における「絶対的な値動き」とそれを捉えるテクニカル分析について

聖杯の講義3:値動き動向を確定的にする「確実性の高いチャートパターン」について


本講義の内容が、少しでも今後のあなたの資産運用のお力添えになれば幸いです。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。