bybit(バイビット)は「私が現在進行形で利用している仮想通貨の取引所の1つ」です。

bybit(バイビット)

以前は国内の利用者も非常に多かった「BitMEX(ビットメックス)」という取引所を利用していたのですが、2020年5月1日付でBitMEX(ビットメックス)は日本の利用者へのサービスの提供を(一時?)制限する形になりました。

そのアナウンスを受けて、利用しはじめたのが「bybit(バイビット)」というわけです。

ここでは、その「BitMEX(ビットメックス)」について、他社の取引所の手数料等の比較なども交えて「短期売買(トレード)に適している理由」や、その具体的な使い方などを解説していきたいと思います。
 

私の場合、仮想通貨はあくまでも「相場の変動(上げ下げ)」を利用して短期的に稼ぐための投機対象と考えているため『証拠金取引(FX)を行える事』が必須事項となっています。

また、その上での「レバレッジ倍率」も重要であり、日本国内の取引所では「4倍まで」という規制がある中、海外の取引所は、そのような規制の対象にはなっていません。

そのため、この「bybit(バイビット)」のような海外の取引所も国内の取引所と平行する形で利用しているわけです。

bybit(バイビット)の使い方、手数料、レバレッジについて

まず、このbybit(バイビット)が『レバレッジ取引を前提とする短期トレードに適している』と言える主な理由は以下の3点です。
 

・板取引のためスプレッドがほぼ無いに等しい
・取引手数料が「安い」どころか、逆にもらえてしまう
・100倍までのレバレッジに対応している

 
またbybit(バイビット)は海外運営(香港)の取引所なのですが、その点を踏まえても以下のようなポイントを「更なる利点」として挙げる事が出来ます。
 

・取引量が多い(出来高が多い)
・日本語に完全対応している(日本人の利用者が多い)
・入出金をいつでも行える(土日、祝日を問わず入出金ができる)

 
まず「板取引」がベースの取引所は、その取引量(出来高)が十分でなければスプレッドの高騰やスムーズな取引が行えなくなる恐れがあります。

ただ、このbybit(バイビット)は、それなりの「取引量(出来高)」がある取引所となっていますので、その点に関しては全く問題ありません。

また、国内の利用者が非常に多かったBitMEX(ビットメックス)と各サービス内容やレバレッジ、手数料条件などが非常に似ているため、ビットメックスのサービスの終了を受けて明らかに利用者が増えている傾向にあります。

あとは、追って詳細を記載している部分ですが、bybit(バイビット)は「ビットコイン」をベースに利用していく取引所である関係から、ビットコインによる「入出金」を土日、祝日を問わず、いつでも行う事が出来て、その反映もスピーディです。

要するに、資金を預ける処理も、預けた資金を引き出す処理も、基本、即日(出金の場合は22時までの手続きが必要)で反映されるため、入金や出金の申請から何日も待たされるような事はまずありません。

入金時の処理は、少なくとも、私が利用している限りでは、手続きから1~2時間以内には処理されています。

また、出金の方も日本時間の1時、9時、17時と3回の出金処理が行われている上で、各出金時刻の30分前までに出金の手続きを行えば各時刻に出金処理が実行されるため、その1~2時間以内には、着金を確認できるという事です。

ただ、ここで挙げたものは「仮想通貨の取引所」においては、クリアしていて当然の「前提条件」のようなもので、私のように仮想通貨(ビットコイン)のFXで「短期的な取引(いわゆるスキャルピングトレード)」を頻繁に行っていく上で重要(決め手)になるのは、やはり「スプレッドと手数料の優位性」だと思います。

▼「取引手数料」と「スプレッド」について

仮想通貨の取引所を比較しているサイトなどでは「取引手数料」のみを大々的に掲載して「スプレッド」についてを一切、記載していないようなサイトも少なくありません。

そのため「取引手数料」についての情報だけを鵜呑みにして取引所を選んでしまい、実際にその取引所を使ってみて初めて「スプレッド」の存在に気が付くようなパターンも少なくないようです。

また、これらを混同して捉えている人も多いようなので「取引手数料」と「スプレッド」については、双方を詳しく記載している以下の記事も併せて参考にしてください。

>仮想通貨の取引所における「手数料」と「スプレッド」の違い。

bybit(バイビット)のスプレッド、取引手数料の詳細

bybit(バイビット)は「板取引」が主体で取引量も非常に多い取引所となっていますので『スプレッド』の方は、ほぼ「無い」に等しいです。

対して『取引手数料』は、以下のようになっています。

・メイカー手数料:-0.025%
・テイカー手数料:+0.075%


これらは注文方法によって「どちらか」が適用される形となり、前者のメイカー手数料の「-0.025%」の『マイナス』は、言わばその手数料を「もらえる」という事を意味しています。

対するテイカー手数料の「+0.075%」は「取られる」という事なのですが、当然、これは「メイカー手数料」が適用され、その手数料を「もらえる」に越した事はありません。

その上で、この「メイカー手数料」と「テイカー手数料」の違いとその適用条件は以下のようになっています。

メイカー手数料:「板」に表示されている現在の価格(相場)に対して「指値」でその価格よりも高い売り注文、または安い買い注文を出し、それが約定した場合の手数料。

テイカー手数料:「板」に表示されている現在の価格(相場)ですぐに約定する注文(成行注文や、その価格よりも安い売り注文、高い買い注文)を約定させた場合の手数料

これらは実際に「板取引」の経験がないと、ちょっとピンと来ないかもしれません。

ただ、簡単に言うと、今の相場に対して、すぐに通る注文(主に「成行注文」)を出すと「メイカー手数料」が適用されて、手数料を取られます。

対して、今の相場が変動する事で通る注文(主に「指値注文」)を出して約定した場合はメイカー手数料が適用されて、0.025%の手数料が「もらえる」という事です。

このような取引手数料の仕組みから、私のように「短期的な売買を頻繁に繰り返すスタイルのトレーダー」からしてみると、bybit(バイビット)は「指値注文を上手く使っていれば、手数料だけでもかなり稼げる取引所」という事になります。

50万円のビットコインを注文してポジションを持つだけでも、その0.025%に相当する125円が付与される事になり、レバレッジをかけてその10倍、100倍のポジションを持てば、それだけで1250円、12500円の収益が転がり込んでくる事になるからです。

それこそ、短期売買(スキャルピングトレード)を短時間で何度も繰り返すトレーダーからしてみると、bybit(バイビット)における「手数料」によって得られる収益は「チリも積もれば」でかなり大きな収入になっています。

それこそ実際に私がbybit(バイビット)で取引(トレード)を行っている際においても「テイカー手数料」が適用となるような注文を出すような事は、まずありません。

つまり、ほぼ全ての取引(売買)で「メイカー手数料」を受け取れているという事です。

このような「手数料をもらえる仕組み」を含めて、短期的な取引(売買)を頻繁に行うスキャルピングトレードにおいては、このbybit(バイビット)が「最も適した取引所」に他ならないと思います。
 

▼他の主要な仮想通貨取引所との手数料、スプレッドの比較

各取引所の「取引手数料」については「現物取引は無料」という取引所はそれなりにあります。

ですが、証拠金取引(FX)の方は割高な手数料が設定されているところも多く、また、仮に手数料が無料でもスプレッドが高かったりと、両方の条件が揃って良好な取引所は実はなかなかありません。

以下に有名どころな取引所の「証拠金取引(ビットコインFX)」の方の手数料、スプレッドの一覧を羅列していきますが、やはり手数料かスプレッドのどちらかの条件で短期トレード(スキャルピング)には不向きな取引所となっている状況です。

DMM Bitcoin / 手数料:無料 スプレッド:500円 ※キャンペーン中のみ?

GMOコイン / 手数料:無料 スプレッド:300円 ※キャンペーン中のみ?

bitFlyer / 手数料:無料 スプレッド:-(板取引)

ビットポイント / 手数料:0.035% スプレッド:-(板取引)

zaif / 手数料:0.039% スプレッド:-(板取引)

ビットバンク / 手数料:0.01%?(※) スプレッド:-(板取引)

※表記上の「0.01%」は独自の計算式?によるもので、実際の手数料率は更に割高です。

これらはこの記事を書いた2019年3月時点の情報になりますので、手数料、スプレッドは共に変更となる(なっている)場合があります。

現時点の各取引所のビットコインFXの手数料、スプレッドは上記のようになっているため、短期間で頻繁に取引(トレード)を行う事を前提とする場合、bitFlyer(ビットフライヤー)以外の取引所は手数料かスプレッドによって利益が圧迫されてしまいます。

対してbybit(バイビット)は、「板取引」で取引量も多い事から、スプレッドの方はほぼ無い等しく、手数料の方も注文方法を徹底すれば「マイナス手数料」によって手数料がプラス還元されるため、まず、スプレッドや手数料によって利益が圧迫されてしまうような事はありません。

むしろ、その「手数料」によって稼ぐ事が出来てしまうため、上記のような他社の取引所と比較しても、頻度の高い短期売買(スキャルピングトレード)におけるbybit(バイビット)の優位性は揺るがないという事です。

bybit(バイビット)のレバレッジは100倍まで。

またbybit(バイビット)は「レバレッジ」を『100倍』まで設定する事が出来ます。

資金を100倍まで増やして取引が出来るという事ですから、資金が少額でも大きな金額でトレードが出来るということです。

もちろん、これはやりようによってはそれで大きなリターンを得られる事になりますが、その反面、リスクも高くなるため、私も100倍までのレバレッジは使っていません。

レバレッジ100倍という事は、それをフルに使って資金を投じた場合、マイナス方向に1%くらいの相場変動があった時点で、即、資金が飛んでしまうからです。

ただ、bybit(バイビット)のロスカットルールは、

「資金がマイナスにならないゼロカットルール」

というものが1つのウリになっていますので、どんなに高いレバレッジをかけた取引をしていても、そこで「借金(マイナス)」が出るという事はありません。

とは言え「資金が0円になる」という状態は徹底して避けなければなりませんので、レバレッジは自分自身のトレードルールや損切のルールと照らし合わせて、決して資金がショートしない範囲で利用する必要があります。

その上で、bybit(バイビット)は「100倍までのレバレッジを任意で設定できる」という事ですから、低いレバレッジしか設定できない取引所よりは、レバレッジの点でも優位性があると言えます。

とくに国内の仮想通貨の取引所では、2019年以降、仮想通貨の証拠金取引(FX)におけるレバレッジ倍率が4倍に規制される事になり、それ以上のレバレッジ取引を行いたいトレーダーは軒並み、海外の取引所に流れていく可能性があります。

加えて、ハイレバレッジな取引所で最も利用者が多かった「BitMEX」の日本人の利用が制限された事で、今後はbybit(バイビット)の日本人の利用者が増えていくのではないかと思われます。

 

bybit(バイビット)は2つの取引形態を選択できる。

また、bybit(バイビット)は「ビットコインを原資(基軸通貨)とするトレード」と「ドル(USD)を原資(基軸通貨)とするトレード」の2つを選択する事ができます。

ただし、いずれの取引形態でトレードを行うにしても「日本円」を直接送金するような事はできないため、まずは「ビットコイン」を購入して送金しなければなりません。

その上で、そのビットコインを原資としてビットコインを増やしていくトレードを行うか、ビットコインを「ドル(USD)」に換金した上でドルを増やしていくトレードを行うかを選択できるという事です。

よって、bybit(バイビット)を利用する際は、まず、どこか別の取引所の取引口座を開設し、そこでビットコインの「現物」を購入して、それをbybit(バイビット)に送金する必要があります。


ただ、どちらにしても、bybit(バイビット)で稼いだ収益を「出金」する際には『ビットコインによる出金のみ』となっています。

よって、仮に「ドル」を原資(基軸通貨)とするトレードで「ドル」を稼いでも、その「ドル」を再びビットコインに換金しなおさなければなりません。

その際、ビットコインからドルへの換金にも、ドルからビットコインへの換金にも手数料がかかる形になっています。

よって、bybit(バイビット)を利用していく際は、

1:国内の取引所でビットコインの現物を購入
2:国内の取引所からbybit(バイビット)の取引口座にビットコインを送る
3:bybit(バイビット)でビットコインを運用してビットコインを増やす

または、

1:国内の取引所でビットコインの現物を購入
2:国内の取引所からbybit(バイビット)の取引口座にビットコインを送る
3:bybit(バイビット)でビットコインをドルに換金(※手数料:0.0005BTC)
3:ドルを原資(基軸通貨)とする運用でドルを増やす

 
このような流れとなり、実際に稼いでいったビットコインを引き出して現金化する際は、ビットコインを原資とするトレードを行っていた場合は、

1:bybit(バイビット)から国内の取引所にビットコインを送る
2:国内の取引所でビットコインを売却する
3:売却して得た日本円を国内の取引所から引き出す

このような流れとなり、ドルを原資とするトレードを行っていた場合は、

1:ドルをビットコインに換金する(手数料:5ドル)
2:bybit(バイビット)から国内の取引所にビットコインを送る
3:国内の取引所でビットコインを売却する
4:売却して得た日本円を国内の取引所から引き出す

 
このような流れになりますが、ビットコインは土日、祝日、時間などを問わず入金、出金が可能なため『送金や出金は、概ね数時間(経験上、1~2時間くらい)で完了できる』というメリットもあります。

要するに、資金の出し入れに何日も待たされるような事は無いということです。
 

ビットコインの現物を保有するリスク

ただ、ビットコインを原資とする形でトレードを行っていく場合は、実質的にビットコインの「現物」を保有している状態となります。

その状況でビットコインの相場が変動していくと、それに応じて原資として保有しているビットコインの資産価値そのものが同じように変動していく事になるわけです。

よって、トレード(短期売買)で利益を上げてビットコインを増やしていっても、そのビットコイン自体の相場(価値)が下がってしまうと、結局、稼いだ分の収益も目減りしてしまう事になります。

その逆にビットコインの相場(価値)が上がって、何もしなくても得をする事もありますが、いずれにしても原資そのものの変動で、自身の資産価値が変動していく状況は避けられないという事です。

よって、そのような「資産価値の変動」を避けたいという場合は『ビットコインを「ドル」に換金しておけば良い』という事になります。

また、もう1つの対応策としては、『レバレッジを1倍(レバレッジ設定無し)にして保有している全てのビットコイン分のショートポジション(「売り」のポジション)を持っておく』という方法があります。

このようにすれば、ビットコインの相場がどんなに変動しても、保有している分のビットコインから生じる損益と、ショートポジションを持っている分の損益が常に「イーブン」となります。

結果として、相場の変動に伴う原資(資金)の変動を避けられるという事です。

 
また、bybit(バイビット)は「海外運営の取引所」ですから、取引(売買)の際に用いる通貨単位は「ドル(USD)」となっています。

それ自体は、さほど問題ではないのですが、私が最初、bybit(バイビット)を利用した際に戸惑ってしまったのは『注文画面の数量指定も「ドル(USD)」だった事』です。

↓↓↓


 
bybit(バイビット)はこの通り、注文時の「数量(契約数)」も『ドル(USD)』で「(現在のレートで)何ドル分のビットコインを注文するか」を指定する必要があります。

ビットコインのレートが4000ドルの時に数量「1枚分」の注文を出したければ、数量のところを「4000(USD)」にすれば、それがビットコイン1枚分の注文に相当するという事です。
 

これも慣れてしまえば、もうどうという事もなくなったのですが、もともと国内の取引所で「何枚」という単位で『○枚分のビットコインを○○円で買う(売る)』といった注文に慣れていたため、そこが急に「ドル(USD)」だったため、少し慣れるのに時間がかかりました。

ただ、強いて国内の取引所と勝手が違ったのは、ここで挙げたような「通貨単位」と「数量」を『ドル(USD)で指定する』というところくらいです。

それ以外で、実際の利用に際して、そこまでの不自由を感じた点はとくにありません。

ガイドラインやヘルプページなども全て日本語に対応しているため「使いやすさ」という点でも申し分ない取引所だと思います。

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bybit(バイビット)について。まとめ。

以上が、私が実際に仮想通貨の証拠金取引(FX)に利用しているbybit(バイビット)についての推奨理由などになります。

・板取引のためスプレッドがほぼ無いに等しい
・取引手数料が「安い」どころか、逆にもらえてしまう
・100倍までのレバレッジに対応している
日本語に完全対応している
入出金が早い

主な利点をまとめるとこういう感じになりますが、これはあくまでも、

「ビットコインのFX(レバレッジ取引)における短期売買を前提にしている基準」

となっていますので、その用途によっては別の取引所の方が条件に見合う可能性を否定できるものではありません。

ただ、私のように短期売買(スキャルピングトレード)を行う事を前提とするのであれば「スプレッド」と「手数料」が極めて重要なポイントになります。

そして、その2点ではbybit(バイビット)が群を抜いて有利な利用条件になっているはずです。

私に近い用途で仮想通貨の取引所を選ぶのであれば、是非、実際に利用してみてください。

>bybit(バイビット)の口座開設はこちらから
 

ただ「海外運営の取引所」に抵抗があり、やはり「国内の取引所がいい」という場合は、私が実際にビットコインのFXで利用している以下の「bitFlyer(ビットフライヤー)」についての記事を参考にしてみてください。

>bitFlyer(ビットフライヤー)の使い方、手数料、レバレッジの詳細

 
以上、ここでは私が実際に利用している仮想通貨の取引所である「bybit(バイビット)」について、他社取引所の手数料等の「比較」なども交えて「短期売買(トレード)に適している理由」などを解説させて頂きました。

今回の記事と関連する記事も他に幾つかございますので、こちらも是非、参考にして頂ければと思います。


>株、為替(FX)、仮想通貨、どの相場が最も稼ぎ易いのか。

>仮想通貨、ビットコインFX、各取引所の比較と選び方について

>仮想通貨、ビットコインの「販売所」と「取引所」の違い。


本講義の内容が、少しでも今後のあなたの資産運用のお力添えになれば幸いです。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。