このブログでは「テクニカル分析の追及」をメインテーマとしていますが、テクニカル分析は、テクニカル分析に基づいた相場の予測が有利な市場とそうではない市場があります。
よって「テクニカル分析に基づいたトレード」を行っていくのであれば、それに適した市場を対象とするべきであり、また、それに適さない市場を対象にする事は避けなければなりません。
ただ、世の中の大半のトレーダーは、このような視点における「市場(マーケット)の選択時点で決定的な間違いを犯している傾向」にあります。
それこそ、大多数のトレーダーが「トレード」の対象にしているのは、
・株式相場 ・為替相場 |
などですが、いずれの市場も「テクニカル分析に適さない市場」なのが実情です。
対して、テクニカル分析を極めて「有利」に行えるのは、
・ゴールド(金) ・ビットコイン(BTC) |
これらの市場を対象とするトレードであり、私自身、その「実証」も兼ねて、以下のツイッターを介して、これらの相場を予測する情報を具体的なトレードポイントなどと併せて公開し続けています。
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テクニカルトレードと統計心理学、管理人Yのトレード公開用ツイッター
2019-2020年 BTC-FX:勝ちトレード/ 131件 負けトレード/2件(勝率:98.49%) 2021-2022年 BTC-FX:勝ちトレード/168件 負けトレード/1件(勝率:99.41%)※5月時点 2021-2022年 GOLD :勝ちトレード/26件 負けトレード/1件(勝率:96.15%)※5月時点 |
>Twitterによる公開トレードの勝率、パフォーマンス一覧
ツイッターでは、投稿時間、投稿内容の書き換えなどを行えないようになっているため、リアルタイムな形で投稿していった相場の予測情報などをごまかすような事は出来ません。
つまり、私が確立しているテクニカル分析の基準において行っているビットコインやゴールドの相場を対象とするトレードにおいては、ほぼ常勝に近い勝率を実現できているという事です。
ゴールド、ビットコインの相場で「テクニカル分析」が有利な理由。
そもそも「相場の変動」は、投資家、トレーダーといった市場参入者の全体的な売り買いの「強弱」の推移によって生じていきます。
その上で、相場の変動を「予測」するための手段は、実質的に以下の2つのいずれかに集約されます。
・テクニカル分析(値動きそのものの分析)に基づく予測 ・ファンダメンタルズ分析(値動き以外のあらゆる情報ソース)に基づく予測 |
結局のところ、相場を予測は何らかの「情報」をもとに行う以外の方法はなく、値動きそのものに関する情報を分析する場合はテクニカル分析。
値動き以外の何らかの情報から、相場を予想する場合に関しては、世の中のありとあらゆる情報の分析が実質的にファンダメンタルズ分析に該当するわけです。
相場を予測する手段が、この2つの「いずれか」である以上、相場における取引(売買)は全て、どちらかの判断に基づく市場参入者達の「意思決定」によって行われています。
相場には常にテクニカル分析に基づく売買を行っている市場参入者と、ファンダメンタルズ分析に基づく売買を行っている市場参入者の両方が「混在している」という事です。
ですが、それぞれの取引量は一定というわけではなく、また、その比重が同じという事もありえません。
つまり、相場における「値動き」の予測は、
・テクニカル分析に基づく売買を行っている市場参入者とその取引量 ・ファンダメンタルズ分析に基づく売買を行っている市場参入者とその取引量 |
このどちらの比重が大きく、また、どちらがその時点の値動きの流れを作り出しているのかが重要なポイントになってくるわけです。
テクニカルとファンダメンタル、市場取引の比重がどちらに偏っているか。
その上で、実際に私が現在進行形で「取引」の対象にしているビットコインやゴールドは、それらを世の中に生み出しているような「発行主体が存在しない」という共通点があります。
対して、多くのトレーダーが対象にしている「為替相場」の対象となる『法定通貨』や「株式相場」の対象となる『株式』などは、いずれも、それらの発行を担っている主体(発行主体)が存在します。
いわゆる法定通貨は、それぞれの国(政府、中央銀行)が発行しているものであり、株式は各企業が発行しているものですが、ビットコインやゴールドは、いずれも国や企業が生み出しているものではありません。
このような「発行主体の有無」は、実際に「相場の動向」を予測する上で、極めて重要なポイントになってきます。
現実に法定通貨や株式などの「発行主体が存在するもの」の相場は、その発行主体の現状や動向に決定的な影響を受ける傾向にあるからです。
それこそ「株式」の資産的な価値や将来性(将来的な価値)などは、その株式を発行している企業の現状や業績などが、そのまま株価レートを左右します。
また、法定通貨における為替レートも、その通貨を発行している国(政府)の財政状況や経済状況、それに関連する政策の動向などに左右される事は避けられません。
つまり、株式や法定通貨などの「確固たる発行主体が存在する投資対象」においては、その発行元の現状や動向を分析していく事が、極めて合理的な相場の予測手段となります。
故に、世の中の投資家、投機機関、トレーダーなどは、当然、そのような分析基準を前提に売買を行っています。
まさにこれは「ファンダメンタルズ分析」に該当するものであり、株式相場や為替相場は、ファンダメンタルズ分析に基づく取引(売買)が、現実の「相場」を動かしていくわけです。
▼ 為替相場に作用している「強制力」の弊害。とくに多くのトレーダーがFXで参入している「為替相場」は、その発行元である国家(政府)が、自国の法定通貨を新規発行していく権限を有している場合がほとんどです。 |
株式相場、為替相場の決定要因は「発行元」の現状と動向。
対してビットコインやゴールドなどは、それらを発行している主体そのものが、そもそも存在しません。
株式相場や為替相場のような視点で「その発行主体の現状や動向を分析する」というようなファンダメンタルズ分析は、どうやっても行えないという事です。
また、ビットコインそのものをどう分析しても、それはビットコインでしかなく、ゴールドをどう分析しても、やはりそれはゴールドでしかないため、それ自体には何の変化も伴っていません。
ですが、ビットコインもゴールドも、その相場は常に変動しているのが実情であり、月単位、年単位の相場の変動は、日経平均や為替相場よりも遥かに大きい傾向にあります。
そのような「相場の変動」は、結局のところ需要と供給の推移から生じているわけですが、それ自体に何の変化も伴わない以上、その確固たる「変動の要因」をファンダメンタルズに紐付ける事もできません。
これが株式相場、為替相場であれば、それらを発行している企業や国家の状況そのものに変化が伴っているため、その時々のレートやその変動には、ほぼ確実にそれを裏付ける「要因」があります。
ですが、それ自体に一切の変化が伴わないビットコインやゴールドなどは、その時々のレート(価値)や、その推移を決定付ける確固たる要因が何も無いに等しいのが実情です。
このような「確固たる変動要因が存在しないに等しい相場」は実質的に、その需要と供給の推移そのものから分析(予測)していくしかありません。
需要と供給の推移はまさに「値動きそのもの」であり、その推移から相場の動向を分析し、予測していく行為は「テクニカル分析」に他ならないわけです。
ゴールド、ビットコインには相場(価値)を裏付ける決定的な要因が無い。
株式レートには将来性を含めた「企業(発行元)の価値」という裏付けがあり、法定通貨には「国家(権力)」という裏付けがあります。
ですが、ビットコインやゴールドには、株式のように価値を算定する基準も無ければ、発行元によって、その価値が担保される事もありません。
それが良い悪いという話ではなく、その相場を予測していく上では、発行元によって裏付けられる価値や担保されている価値の有無が、相場の動向を合理的に判断する確固たる「判断材料」になります。
そのような確固たる判断材料があれば、多くの投資家、投機機関などは、その「確固たる判断材料」を元に合理的な投資判断を行っていくため「現実の相場(値動き)」も、そこに左右される事になります。
対して、ビットコイン、ゴールドなどは、そのような確固たる判断材料が無いに等しいため、その売買の傾向は、必然的に需要と供給の偏りがそのまま表れる値動きそのものに左右されます。
まさに「テクニカルに基づく売買の偏り」が生じる頻度、比重が大きくなるため、必然的にテクニカル分析の有効性が極めて高くなるわけです。
▼ 需要の根源が「用途」に紐付いているのか「投機」に紐付いているのか。その需要が「投機」ではなく「用途」に紐付けられるものなら、その「用途需要」の増減を分析し、相場を予測していく手段が有効となるかもしれません。 |
そして、ここで言及したビットコイン、ゴールドの相場を対象とする「テクニカル分析の優位性」は、私自身がこちらのツイッターを介して実際に「実証し続けている」わけです。
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テクニカルトレードと統計心理学、管理人Yのトレード公開用ツイッター
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以上、この記事では「テクニカル分析に基づいた相場の予測が有利な市場とそうではない市場」について、それぞれの具体的な理由や要因を言及させて頂きました。
今回のテーマに関連する講義も幾つかございますので、こちらも是非、参考にして頂ければと思います。
>株、為替(FX)、仮想通貨、どの相場(市場)が最も稼ぎ易いのか
>ビットコインの相場が投機(トレード)において有利な3つの理由
本講義の内容が、少しでも今後のあなたの資産運用のお力添えになれば幸いです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。